7285284 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

病虫害

コガネムシ対策

2008-07-04
ウィンズパック.jpg
バラには病害虫がつきものだし、芝生やほかの花木も何年の育てていると、いろいろな病気や虫にやられるものだ。その中で、一番の難敵がコガネムシだと思う。初夏から秋にかけて成虫がとびまわり、あらゆる植物に卵を産んで、秋と翌春に幼虫として植物の根を食い荒らし、初夏に成虫になる。雌一匹が40個ぐらい卵を生み、これといった天敵がいないので、何もしないと年々、被害が増えていくので厄介だ。成虫が花を食べたりするのはかわいい被害で、問題は幼虫が根を食べて植物を弱らせたり、鉢植えだと枯らしてしまうことだ。この数年で、芝生が弱ったり、バラが弱ったり、鉢植えのバラ一鉢枯らしてしまった。
対策は、成虫をフミツブースではとても対処しきれないので、秋頃の若齢幼虫にダイアジノン粒剤をまくのが無難かな。ただ、それだけでは、生き残った幼虫が成虫になって40個ぐらい産まれてしまうので、成虫対策も必要だと思う。
その最終兵器ともいえるものが、フェロモントラップ。雄を雌に似たフェロモンでおびき寄せ、つかまえて餓死させ、交尾させないことで卵を産ませない方法だ。いろいろあるけど、入手しやすいのが写真のニューウィンズパック。木にぶらさげて、てっぺんに白い誘引剤をつけ、飛んできたら羽みたいなところで落とし、アリ地獄のような感じで容器内につかまえるのだ。本体と誘引剤で5450円、誘引剤だけでも3480円、コガネムシの種類ごとにパックが必要で、結構な金額になるが、3年目ぐらいの見事なバラの鉢とかだと1万円相当ぐらいの価値はあるので、致し方ない。
マメコガネ.jpg
一番、芝生やバラなどに被害が多いのは、やはりマメコガネ。茶色い1.5cm程度の小さなコガネムシだ。これで3日分。すでに干からびている。
ドウガネブイブイ.jpg
次が、ドウガネブイブイ。2cmちょっとの大きめのコガネムシで、これも3日分。まだ生きてた。
あとは、1.5cm程度で緑に輝くヒメコガネ用もぶらさげている。今のところ収穫なし。
去年は、マメコガネ・ヒメコガネ用1個で、戦果はマメコガネ21匹、ヒメコガネ7匹、ドウガネブイブイ9匹、コガネ以外の虫5匹だった。単純計算でも1600匹相当のコガネ幼虫を退治したことになる。今年は、果たしてどうなるか、結果は秋まで逐次報告したい。

コガネムシは金持ちだぁ、と歌われて、小さいときは捕まえて飼育していた時もあったが、今となってはアメリカでJapanese Beetleと言われ大害虫扱いのとんでもないやつだ。

2008-07-06
昨日、今日と、宮城は夏のような暑さで、ついに今日は今年初の真夏日。
庭の手入れをしているだけでクラクラする暑さで、そろそろ朝と夕しか作業ができない季節かな。ただ、バラなどの手入れに休みはなく、この時期だと春の花が終わった後の花柄とりやお礼肥、二週に一度の消毒、真夏を前にどうしてもというものの植え替えや移植などの作業がある。さらに、芝の手入れまですると、半日でも足りないぐらいだ。

暑くなって活発になるものと言えば、、
マメコガネ.jpg
マメコガネ用トラップ。この二日で、マメコガネ2匹、なぜかヒメコガネ1匹増えた。もともとマメコガネとヒメコガネ用は誘引剤に共通点が多く、もう一方もひっかかることが多い。
ヒメコガネ.jpg
ついに、ヒメコガネ用にも獲物が。1.5cm程度の濃い緑のヒメコガネ7匹、1cm程度の茶色のマメコガネ3匹、2cmちょっとのシロテンハナムグリ1匹。いきなり、すごい収穫。この暑さでヒメコガネが地中から一気に出てきたのかな。なぜかシロテンハナムグリもいるけど、オランウータンのフェロモンにチンパンジーがひっかかるみたいなものか?
ブイブイ.jpg
ドウガネブイブイ用。ドウガネブイブイ6匹追加、マメコガネ1匹追加。

この二日で、マメコガネ6匹、ヒメコガネ8匹、ドウガネブイブイ6匹、シロテンハナムグリ1匹、ついでにフミツブースしたマメコガネ1匹、計22匹のコガネを退治したことになる。
芝生とバラは、ほんとにコガネムシの大好物、成虫はバラを食べ、幼虫は芝生の根を食べ、って感じ。今年は、すでにこの一週間で去年一年にせまる捕獲数で、コガネムシが増えたのか、ニューウィンズパックを1種類から3種類に増やしたからか、どっちにしても被害が少なくなることを祈るのみだ。

2008-07-21
マメ.jpg
マメコガネ用トラップ。2週間で、マメコガネ2匹しか増えなかった。お礼肥とか土いじりをしていると出てくるのはほとんどマメコガネの成虫なんだけど、なかなか引っかからないなあ。他のやつにひっかかってるからか、風下に置いたのが悪かったのかも。とはいえ、マメコガネは土から出てくるところを見つけては10匹以上フミツブースした。
ヒメ.jpg
ヒメコガネ用トラップ。やばいことになっていた。なんとヒメコガネ40匹増えた!!
なんか分からない細長い昆虫が一匹いるけど、これもご愛敬。
さすがにこれだけいると、くさい。。速攻で捨てた。
ドウガネ.jpg
ドウガネブイブイ用トラップ。ドウガネブイブイ10匹増えた。マメコガネも10匹増えた。こっちに引っかかっていたか。
これで、トータル、マメコガネ31匹(フミツブースも含む)、ヒメコガネ48匹、ドウガネブイブイ16匹、シロテンハナムグリ1匹、不明の昆虫1匹かな。去年が、マメコガネ21匹、ヒメコガネ7匹、ドウガネブイブイ9匹、コガネ以外の虫5匹だから、一基から三基に増やしたとは言え、この3週間だけで倍近くひっかかったことになる。百匹のコガネ雄を捕獲したので、コガネ雌百匹の産卵を阻害したとすると、x40でコガネ幼虫4000匹相当か。6月中旬に早く成虫になったやつとかは逃した気がするので、今秋のダイアジノン散布、来夏は6月始めぐらいからフェロモントラップを設置した方がよさそうだ。

2008-08-09
その後、さらに2週間。例のコガネムシのトラップを久しぶりに開けてみた。
マメコガネ.jpg
まずはマメコガネ用トラップ。マメコガネ1匹だけだった。。あとは別の虫2匹。完全に時期が終わったのか、風下に置いているのが悪いのか。とりあえず、風上の木に移動して吊した。
ヒメコガネ.jpg
ヒメコガネ用トラップ。18匹増えた。
ドウガネブイブイ.jpg
ドウガネブイブイ用トラップ。ドウガネブイブイ4匹、マメコガネ3匹、ヒメコガネ1匹増えた。マメコガネ用トラップよりマメコガネがひっかかるのは不思議だが、たぶん風上のいい場所に設置しているからだと思う。
例年だと8月頃からコガネムシ幼虫の被害が出始めるので、今年はどうなるか、期待したい。

2008-09-13
この一ヶ月間のコガネムシの動向。前回の虫を捨てていなかった気がするので、引いてカウントした。
マメコガネ.jpg
まずはマメコガネ用トラップ。風上に移したからか、マメコガネ2匹、ドウガネブイブイ2匹、ヒメコガネ1匹増えた。
ヒメコガネ.jpg
ヒメコガネ用トラップ。ヒメコガネ8匹、シロテンハナムグリ2匹、別の虫1匹増えた。
ドウガネブイブイ.jpg
ドウガネブイブイ用トラップ。マメコガネ2匹、ドウガネブイブイ1匹増えた。

そろそろ、コガネムシ成虫の時期も終わりかな。
結局は、マメコガネ39匹、ヒメコガネ76匹、ドウガネブイブイ23匹、シロテンハナムグリ3匹、不明の虫4匹、コガネムシは計141匹を退治した。去年が、37匹だったから、一基から三基に増やして3倍以上増えた。単純計算で、コガネ幼虫6000匹ぐらいに相当するか。たぶん、今年は夏枯れした植物がなかったので、激しい被害を受けたものはなかったと思う。
しかしすでに、芝の縁切りの時にコガネムシ幼虫の小さなヤツを数匹発見しているので、今度はダイアジノン散布の時期だろう。コガネムシとの戦いはひたすら続く。

コガネムシ対策2009~2011 ニューウィンズパック、フルスイングなど。

カラス対策

2008-05-17
ガーデニングは、自分で育てたきれいな花や緑をみたり、プランターや柵や小屋(えっと思うけど最近は自作キットがある)を作ったり、中には草むしり・消毒・力仕事・アクシデントへの対処などのつらい作業もあるけど、身体を動かして体験するだけでも楽しいものだ。

虫や病気や雑草は完璧に防ごうとすると大変(特に多数のバラの虫と黒点は素人では無理じゃないかな)なので、ある程度は共存しながら、気軽にやっている。
ただ、バラの鉢植えのコガネムシ、バラのカミキリムシ、クレマチスやミニバラのキャンカー、などの致命的な病虫害は許せないかな。

先日、一球千円したチューリップのつぼみが枯れて無くなったと書いたが、犯人は、たぶんこいつ。
(初めての動画が かあこ とは。。しかし、楽天の動画、使いづらいなあ。画像の50M制限もあるし、知ってたら別なとこに作ってたな。)
これがまた賢いやつで、普段は電信柱の上からうかがっていて駐車場から車がいなくなるとやってくる。ほとんど毎日、置物やポット苗の移動とかやられたので、監視カメラを付けて出かけたら案の定ばっちり写ってた。しかも日中9回も来て、好き放題暴れまくってた。ちなみに、カラスには森林や都会に住む肉食のハシブトガラスと農耕地に住む雑食のハシボソガラスがいるが、これは頭とクチバシがすらっとしてちょこちょこ歩くので、ハシボソガラスだと思う。有名な、車を利用してクルミを割って食べるというお利口さんのカラスは、仙台産のハシボソガラスなので、黄色いネットやカラスの真似物ではすぐにバレるだろうな。(ちなみに、エアガンで撃ったり死体をつるしたりするのは鳥獣法違反。)特に春は巣作りと子育ての時期で、材料を集めたり攻撃的になりやすかったりするそうだ。
余計な物は置かない、小物はしっかり固定するぐらいで、お手上げ、しかなさそうだが、秘密兵器を検討中。

ほかの訪問者は、スズメは楽しそうに遊んでムシとか食べてくれるからいいし、チョウも(イモムシはダメだけど)ひらひらとしていていいし、猫は芝生への糞尿が問題だけどしょうがないか。
まあでも、最近は一番危ないのは human being、いたづらなんだよね。置物いじったり、叩いて壊したり、ゴミを捨てたり、注意すると逆ギレがこわいし、(昔からそんなもんの気がするけど)嫌な世の中になったもんだ。

2008-07-05
前に、カラスにミニバラの苗を抜かれたり置物を持ってかれたりして困っていると書いた。
田舎では農作物の被害が深刻だし、都会ではゴミをあさられたり巣をつくったカラスに攻撃されたり、カラスに困っている人は多いと思う。

いろいろカラス対策があるようだが、正直、カラスはとても賢いので成功している方法はない気がする。
まず、捕獲、捕殺、巣をとる、エアーガンで撃つなどは鳥獣保護法があるので、許可がないと無理。
次に、ゴミなどの餌や巣作りの材料をなくしたり取られないようにするのは、効果はあるけど、すべてをなくすことはできないし、すべてをネットで覆えるわけではないので、限られる。
かかし、カラスの死骸のダミー、光、音、忌避剤などは、賢いカラスが慣れてしまうので長期的な効果は乏しい。

となると、農作物や植物や置物など、ネットで覆えないものは対処のしようがないのだろうか。。と、インターネットを調べていると、変なものをみつけた。
断末魔カラス.jpg
それが、断末魔カラス。カラスの死骸のにせものと見破られないように、本物のカラスの羽をつかって、胴体はペットボトル、頭はプラスチック、足は竹で作ってある。これを罠にひっかかったカラスのようにぶらさげる。TVなどでもとりあげられ、いろいろなところで、カラス撃退の救世主といわれているアイテムで、ネットで4800円だった。
これを吊していたら、一日でカラスが来なくなった。。2週間ぐらいで、別のところに戻ってきて別のプランターをあさるようになった。。まあ、撃退といってもそこに近寄らなくするだけで、他に行くだけだから。。効くのは間違いないが、しばらく、いろいろ場所をかえ、つるし方をかえ、カラスとのいたちごっこは続きそうだ。。

病虫害

ガーデニングの敵(グロ注意) バラの病虫害、その他。


© Rakuten Group, Inc.